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ふつうのそううつ、または虎とバラの日々。なにわ女のばたばたいそがしライフ。
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しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)
しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)

兄がずいぶんホメていたので、借りるよりも先に買って読んでみた。
言われてるとおり「勝間和代を目指さない」のキャッチコピーが話題らしいが
決して勝間氏にケンカを売ってるわけではない。
そういう「成功しなきゃ人生終わり」的な発想をやめましょう、という肩の力の抜けた本である。

ちなみに私は、勝間氏が好きでも嫌いでもない。
頑張ってはるとは思うけど、本で自分の成功体験(あるいは自慢話)を何冊も語りだす人は
残念ながら「アカンな」と思ってしまう。成功者には奥ゆかしさがないのが普通なんやろか?

さて、本の内容は特に目新しいわけでもなく、具体的方法が載ってるわけでもない。
それでも、誰もがうすうす気づいてて言わなかったことを指摘してくれる。
上から目線でないのも心地よい。「一緒に考える」という姿勢が見える。

恋愛や自己実現やお金にしがみついてるから、思うとおりにならないと失望してしまう。
できる自分は善でいとおしく、できない自分は悪で生きてる価値がない。
そんな白か黒かの極端発想をせず、曖昧や弱さを受け入れることが大切と作者は語る。
世間・マスコミがセレブだ勝ち組だの煽るのが一番悪いけど、
「自分はどうしたいか」を自分自身でしっかり考え、持っていないと
これからの時代生きていくのは大変やな、と感じた。

自分が病気治療中であるせいか、いろいろ言うてもやっぱり
「普通に暮らす」ことがいちばん偉大で難しいことだと常々思う。
これがもし、健康で年収1000万でイケメン金持ち男と結婚してたら・・・
「努力したからです。当然の結果です」と言ってたんやろか。
もっとできるはずやからと、成功することに渇望してたんやろか。
以前は、成功者のいうとおりにしたり考え方を変えれば、
素晴らしいものに生まれ変われると信じていた。
でも簡単にはなれず、それができない自分が悪いと責めてばかりだった。

そうやないんよね。
いい悪いなんてなくて、どれも元の自分なのよね。

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伊達式!飲んでも食べても太らない本 [別冊宝島] (別冊宝島 1585 ホ-ム) (別冊宝島 1585 ホ-ム)

本屋で「クロワッサン」特集号を見たら話題が「ダイエット」でした( ̄▽ ̄;)
あいかわらずよぉ売れるんやろなー。

で、その中に「伊達式ダイエット」ちゅーのが載ってましてね。
知らんかったけど、テレビでも芸能人が挑戦して話題になったらしいですな。
「食べてやせる!」 魅惑的なコピーが書いてあったら、
そらーみんな注目しますわなあ。ダイエット本の常識。


で、そんな注目した私も読んでみましたよ。(笑)
伊達式ダイエットは、食事制限なく食べ合わせでやせる、という方法のようで
おおまかな基本は。↓
 
 1.肉・魚・卵をしっかり食べる。
 2.良質の油を摂る。(おすすめはゴマ油など)
 3.主食はごはん。

他の方法では禁止されてるようなものが食べられるということで

他にも、ラーメンの前に野菜ジュースを飲むとか、
甘いものが食べたくなったら豆乳を飲んだらいいとか・・・・。
わりと縛りがゆるく、これだけ見てたら夢のようなダイエットに見える。

しかしよく読めば、あらゆるダイエットに手を出してきた人ならたぶん気づくはず。

人生という名の列車
人生という名の列車

馬場俊英に、惚れてしまった。

いつかはこうなるかもしれないと、予感はしていた。
数年前に「今日も君が好き」を聴いて、
当たり前のことをなんと自然に歌う人なんだ、と感心した。
(このことは、前の前のblogにも書いたのでよく覚えている)

再会は、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」だった。
阪神ファンには、矢野さんのテーマといえばわかりやすいやろか。
阪神選手の入場曲を集めていて、これも手に入れようとしてたけど
なぜか試聴して、やめてしまった。
曲があかんとか、そういうのではない。
きっと泣きそうになる、そう直感で思ったからだ。

しかし縁はあるもので、ついにフルアルバム購入とのっけから飛ばしてしまった。
「人生という名の列車」は、ほんまにハズレがない。
若い世代が聴いても良さがわからないのではないかと心配になる。
彼自身40代で、今の地位を確立するまでの苦労も相当あったはず。
それを重くならず、見せつけもせず、素直に受け入れた軽やかさがある。
「Hey,Boys do it,Do it Do it Do it Boys」のフレーズが、繰り返し私を揺らす。

「ボーイズ・オン・ザ・ラン」を聴いてると、
男の人が羨ましいと思う。
彼らのように、苦しくても颯爽と耐えられる強さがほしい。
感情に流されず、前を向いて顔を上げて歩き続ける勇気がほしい。
女は楽しいというより、修行みたいなものだ。

私もいつか、好球を狙ってホームランが打てるようになるのだろうか。

Dear My Songs

2008年はオリジナルアルバムなし。
デビュー25周年にむけて、ということで渡辺美里が送り出したのは
十数年ぶりのセルフカヴァーアルバム「Dear My Songs」。

発売前の感想。
正直、いつもの選曲・いつものメンバーで相変わらず新鮮味がない。
アコースティックにしたところで、何が変わるのか。
大いなるマンネリを続けてゆく年齢でもないやろに・・・・・。
ま、買ってまで聴きたいとは思わんなぁ。


で、聴いた後の感想。
おおっ!
思ってたよりステキやん!
期待度が低かっただけによく聴こえるのかもしれんけど、意外と「隠れ名作」かも。

「My Revolution」や「BELIEVE 」など、食傷気味に思える代表曲も
アレンジが変わるとこんなに違うのか!という発見。
王道オーケストラからジャズ、ビッグバンド、サンバに至るまで
気を抜かず、馴れ合わず、ていねいに作られている。
美里の声も、最近のアルバムの中では3本の指に入るほど美しい。
売上はさておき、原点に返るという意味では成功ではないかと思う。

ただこの先、同じ方法はもう通用しないんではないか、という気もする。
レビューなどを読んでると、ファンもだんだん飽きてきてるのがわかる。
私も正直、定番曲はライブで生で聴くのがいちばん嬉しいし
アルバムではまだまだ守りに入らず冒険しててほしい、と願ってしまう。

まあ、それでも。
過去への郷愁や、マンネリ打破への期待感はとりあえず横に置いといて、
ここは素直に「現在の美里」を味わうのがいいと思う。

過食日記―ダイエットから摂食障害になった私

高橋カオリ著「過食日記―ダイエットから摂食障害になった私」を読む。

精神的な病はいろいろクロスすることが多いけど、私は摂食障害はまだない。
ダイエットは何度も試みたものの、どれもうまくいかなかった。
ちなみに双極性障害になって休職した時がいちばんやせた。そんなもんである。
でも食欲だけはあまり減らなかった。食い意地が張ってるとでもいうのか(^^;
実際に心療内科の領域にまで入ってくるような、病的なやせ願望になると
食べ物がもったいないとかそういうこともマヒするのかもしれない。

作者がストレスのため異常なほど食べるようになり、
スーパーやコンビニを回ってお菓子を買い溜めする。その描写がリアル。
このお菓子はこういうところがおいしい!ってちゃんと言ってるのに
これらを食べたあとで、全部自分で吐き戻しちゃうんやからな・・・・・。
明るく笑い飛ばそうとしながらも、ぴたっと寄り添う後ろ暗さ。
やがて嘔吐から下剤使用になり、そんな自分がだんだんと惨めに嫌いになる。
それは立派な病気であって、本人の意思の弱さとかやないのに・・・・。
エッセイコミックやから余計に、過食症のつらさ・苦しさが引き立っていた。
でも中の「吐き方講座」はさすがに読めず。だって気持ち悪いもん。

最後はやっぱり医者や専門家によって・・・・と思いきや
作者は「えっ?こんなこと?」というようなきっかけで過食を克服する。
やっぱり生きるには「すきま」がないとあかんなぁ、と、改めて我が身を振り返ってみた。
と同時に、女性を外見重視する社会の雰囲気を壊さないことには、
摂食障害はなかなか減らへんのんちゃうかな・・・・・と思った。

作者近影
HN:
よしは
性別:
女性
趣味:
阪神・音楽
自己紹介:
ごくふつうに働き、ごくふつうに家事する、ごくふつうの主婦。
でも、ただひとつだけ違っていたのは・・・・
奥様は「双極性障害(躁うつ病)2型」だったのです。
( ̄▽ ̄;)はははっ
少しずつあせらず、が目標。
「がんばる」のはもう終わり。

<今飲んでるのは・・・>
・リーマス(気分安定薬)
・デパケンR(同上)
・デプロメール(抗うつ薬)
・チラーヂンS(甲状腺の薬)
・ソラナックス(抗不安薬)
・マイスリー(睡眠導入剤)
★治療や薬については必ず
専門家に相談してくださいね★
おしらせ
★コメントは承認制です。ゴメンナサイ。でもコメントしてくれると、とってもヨロコビますぅ( ̄▽ ̄)

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