忍者ブログ
ふつうのそううつ、または虎とバラの日々。なにわ女のばたばたいそがしライフ。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

会社で、正社員採用試験があることを知らされた。
受かれば秋にはさっそく登用らしい。


上司は応募要項を渡していろいろ説明しているが、私の目はすでに文章を見ていない。
宙を彷徨っていた。
声も遠くで聞こえている。


試験の話は先に同期の友人から聞き、信頼の置ける人に既に相談していた。
その人は会社でも数少ない私の体についての理解者やけど、
今回はたったひとこと、「今は無理だと思う。」と答えた。

私が復帰間もないこと、病休等で応募要件を満たさないであろうこと、
そして、正社員は非正規社員より見た目以上にずっと厳しいこと。
今は体調を元に戻すことを最優先に考えたほうがいいのではないか、という結論だった。

その人同様、上司も同じことをとても言いにくそうに伝えた。
本人の意向を無視して、上司が応募を制限することは問題があるので
表向きは体の良い説得やったけど、実質は「ダメ出し」だった。


泣けてきた。
上司が見ていることも忘れて、勝手に涙がたくさん出てくる。


何よりも、正社員になるのは私の夢だった。
自分が病気になってからも、それは変わらなかった。
すぐ目の前に届きそうな夢があるのに、それを自ら手放すことは想像以上に苦しい。
それが誰のせいでもない、自分の体の理由だということに、ひどくショックを受けていた。
他の人には当たり前にできることが、自分にはできなくなってしまっている。
こわい。


たぶん、上司はなぜ私があれほど大泣きしたか理解できてないだろう。
「来年もチャンスがあるかもしれないのにどうして・・・」と思ったかもしれない。
「治ったら」「体調よくなったら」って人は気軽に言うけど、そんな保証どこにもない。
いつまた躁うつになるかなんて、私にもわからない。
私には今しかないのに。
これほど自分の体を憎んで恨んだことはなかった。


ただただ、気持ちを何も言わずに聞いてくれる人がほしかった。
私は気を抜いたら、明日の保証なんてない。
努力しても努力しても、躁とうつは後ろからついてくる。それは振り払えない影と同じだ。
逃げるんじゃなくて、一緒に歩くもの。
PR
「TOKIO」を歌い両手の拳を突き上げ踊る60歳のジュリーを見ながら、

「なんで私は・・・・・」ということばかり考えていた。


誰かがかまってくれないと、話をじっくり聞いてくれないと、いじける。
何かもかもが平凡なのに、まだこころとあたまのどこかで、
いつかスーパースターか伝説の詩人になれると思っている。
自分が主役で喝采を浴びる時が来ると妄想する。

屈託のない笑顔で明るく接するあの子を見ながら
すみっこにしかいられない自分に軽く失望する。
あだ名でも呼び捨てでもない他人行儀な名前しか与えられず。

そうか。
この人たちは「元気で明るくて人畜無害な」私が必要なのであって
私の持つ痛みとながーい訴えには興味がないのだ。
みんなみんな、自分を理解してもらうことに飢えているのだ。


気にしないで、とか気軽に言われてもさ、ひとごとよね。
変わるべきなのが私のほうだとわかっていても、
我慢と努力しか許されない世界なんて、いつか窒息死するなあ。


いっそ、そうしてもらったほうが楽。て思うことはたまにあるけど(ーー;)
風があたたかくなって、冷たいものがおいしくて、
コート脱いで歩いて、春一番とかいって、
天気予報も犬も人も浮かれてるけど。


あたしゃあいにく、春は嫌いなんです。
花粉症やからやない。


なんで人が流れていくのか、
知らないところに行ってしまうのか、
何年経ってもわからへん。


また会おうねとか、いつか楽しみにしていますとか、
そんな笑って去っていっても、
その「いつか」は、たぶんこない。きっとこない。
それは誰もが知ってる、大人のやさしさ。


変わらないものなどどこにもないけど、
どこにも行けない私は、いつも見送るだけ。


それはやっぱり、せつないというほかない。

いつも、大切な人は、


大切やと思ってるのに、


何もしてあげられないまま、遠くなっちゃうんやね。




あたし死ぬまでに、あと何回後悔するんかなぁ。








。。(T-T)
cho

朝はわりかし強い。コレ自慢。
どんな朝でも、たいてい5時半にはキチッと目覚める。
眠いとかツライとかそういうのを飛び越えて、
ただ「起きなやばい」というカラダの焦りに従ってるだけだ。

起きて、パンと豆乳野菜ジュースとカスピ海ヨーグルト。
歩いて駅へ。電車通勤もさすがに慣れた。
表情がないってこういうことなんやなー、と毎朝感心しながら改札を抜ける。
やや翳った町の中に隠れるように、私の職場が立っている。

時にうれしく、時に面倒なお客さんたちに笑顔は出し惜しみしない。
どんな相手でも、あいまいでも笑っていられる自分が時々こわい。
つかの間の休憩と、繰り返す会話の応酬。時間はすぐに過ぎる。

あっけないほど早く帰れる。残業がほとんどない。
また同じ電車に乗って、自分か誰かのための買い物をして家へ。
そんなに経ってないのに、ここが私の帰る場所だと毎日思う。
手に入る自由は短い。食事とネットとニュースを見たら、また明日まで眠らなきゃ。


どこに行ってしまうんやろ、と思う。
私が望んだこと、私が望んだ環境が手に入ったのに、落ち着かないのはナゼやろ。
来る日も来る日も何かを売り続け、立ち止まることが許されない。
自分の力をみんな、過信しすぎてるんやないかと心配になってしまう。
でも、戻りたいと泣きそうになっても、なんだかなぁ。


戻られへんねんもん。戻れる場所も、ないねんもん。

それがわかってるから、前にしか進めないのであって。


あんたは泣きごと言うなって、手垢のついた慰めしか言わへんけど、
それを責める気にもなられへんねん。

きっとみんな、そうやと思うから。
作者近影
HN:
よしは
性別:
女性
趣味:
阪神・音楽
自己紹介:
ごくふつうに働き、ごくふつうに家事する、ごくふつうの主婦。
でも、ただひとつだけ違っていたのは・・・・
奥様は「双極性障害(躁うつ病)2型」だったのです。
( ̄▽ ̄;)はははっ
少しずつあせらず、が目標。
「がんばる」のはもう終わり。

<今飲んでるのは・・・>
・リーマス(気分安定薬)
・デパケンR(同上)
・デプロメール(抗うつ薬)
・チラーヂンS(甲状腺の薬)
・ソラナックス(抗不安薬)
・マイスリー(睡眠導入剤)
★治療や薬については必ず
専門家に相談してくださいね★
おしらせ
★コメントは承認制です。ゴメンナサイ。でもコメントしてくれると、とってもヨロコビますぅ( ̄▽ ̄)

★荒らしは無視。ようわからんコメントは削除です<(_ _)>
最新コメント
[07/13 よしは]
[07/12 さおり]
[06/21 シナガワ]
ごひいきblog
いわゆるつぶやき
ブログ内検索
HOME

material:web*citron  template:ゆずろぐ

忍者ブログ [PR]