忍者ブログ
ふつうのそううつ、または虎とバラの日々。なにわ女のばたばたいそがしライフ。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

愛と欲望の日々 / LONELY WOMAN
愛と欲望の日々 / LONELY WOMAN



結婚して子供も産まず、働きもしない女ほどつまらないものはない。

「そんなことない!」と気遣う声が聞こえたとしても、私にとっては真実だ。(他人にとっては知らない)
人のお金で自分の下着を買い、恋もできなくなった女に、なんの楽しみがあろうか。


好きで行ってるわけでない病院通いの車中、数少ない楽しみの音楽を聴く。
FMトランスミッターを通して聴こえる高音が、ラジオ風に割れている。
雰囲気は出てるかもしれない。

「噂のLonely Woman・・・・」


噂になるほど目立ってきれいなわけでもない。
悪い女になりきって、人生気楽に渡れるわけでもない。
中途半端がいちばんいけない。

でもほとんどの人は、誰かの物語に自分を重ね合わせながら
小さくても苔のように、紡ぎ合わせて生きている。
花の咲かない日々は、無駄だろうか?


幸せなことは必ず、隣に座っている。
それに気づくまで声を上げて泣いたらいい。


またいつか、恥ずかしくなる色のスリップとか買う日が来るのかな?
私は今のまま、ゆらーり、ゆっくり、じぶんになればいい。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


それにしてもあなたは、どうしてそんなに優しいの?

いろんな人に優しくしすぎたから、今度は自分をいたわらなきゃね。

下心は逃げやしないから、ゆっくり休んでおいで。

PR
たまに、突然片付けを始めることがある。
何か家事をしてる途中の流れで、ふっと。
(実はこういう時は「上がってる」ことが多いので、慎重にならなあかんのですが)

たしか洗った食器をしまってるはずやったのに、気づけば使ってない台所用品を捨ててたり
高い戸棚を開けてモノのしまい方を変えてたり、ホコリが気になってささっとはらってたり。
そして振り返ると掃除機のコードを3mものばしている。スイッチを「強」に入れて。
やる気満々である。ただ、それは不幸なことに何ヶ月かに1度しかこない。

今回は廃品回収がきっかけで、主に紙製品を捨てた。
新聞・チラシ・パンフレット・カタログ・・・・・・。
特にうちはネットショッピング率が高く、送ってくる時の箱がハンパなく多い。
たった1冊の文庫本を送るのにでっかい箱でガチガチに固めてたり
靴下1足買っただけやのに重いなぁ、と開けてみたらカタログがどっさり詰まってたりする。
エコロジーという意味を、彼らはたぶん履き違えてるんやと思う(ーー;)
いや、エコ自体が具体的な効果を求めるものでなく、ファッションみたいなもんやろけど。

とにかく捨てる。やる気のある今しかない。
どうしようかな、とためらってたものも思い切って捨てる。
部屋がどんどん広くなっていく。元から自分の家なのに別宅みたいだ。


一通り終わって、心地よい疲れに息を深く吐く。
この些細な爽快感は何かに似ている。と思ったら、恋の終わりだった。


好きやったけど、一緒にいられない。
欲しかったけど、私のものにはならない。
彼は私なしでもちゃんと生きていける。そして私も。

そういうことを心と体が一致して理解した瞬間に似ている。
「あれ?なんであたし、こんな男にずーーっとこだわってたんかなぁ?」
そして窓の外が明るくなって、ちょっと出かけよっかなって気分になる。


そうか。もう怖くないのか。
何かを手放せば、あたらしい何かが入ってくるようにできてるのね。
今まで嘘やと思ってたけど、ほんまにそれは起こる。

「腑に落ちる」とは、こういうことなのかぁ。
三十路も半ばを過ぎて気づくとはね(^^;
7月からまた休養に入った。
急に決まった話である。


今回のことは、産業医やら上司やら夫やら仕事やら家庭やら将来やら収入やら意義やら、
とにかくいろんな人・コトの思惑がぐちゃぐちゃに混ざり合って全部のせ、って感じだった。

病休するのに「決断」というのもおかしいけど、まあそのきっかけは複雑で。
別に会社からの退職勧奨ではなく、ただ「今の体調は正直どうなの?」と疑問に思われただけのことだ。
安定しないならそうなるまで休みなさい、安定してると言い切るなら時短勤務は認めません。
アナタ月給で働いてるんでしょ?なら8時間フルで働くのが本来の姿です。そうキッパリ言われた。

最初は鬼かと思った。精神疾患のことを勉強してないのかと思った。
でもしょせん会社の雇われ医者やから仕方ない。働けない人間を職場には戻せないもの。
言いにくいことを産業医は言ったのだと思う。私だけでなく、いろんな患者に。

そこからすぐに結論を出せ、ということになり、上司や夫とは何度も話し合った。
私は自分が安定してると思ってたからフルはいけるかな?とはじめは考えたけど
周囲はそうは思ってなかったらしく、心配の声が上がった。
ここから先のことは、苦しくてあまり思い出したくない。
とにかく、私は自分で思ってる以上に状態が悪い。それだけはわかった。


自分の体は大事だ。
会社は私を最後まで守ってくれない。
だから何をおいても仕事よりお金より健康だ、と初めての休職の時に誓ったはずなのに。

夫に「よしははじっとしてると不安になるから」と言われた。
そう。同じ苦しむなら、仕事してお金儲けて苦しみたい。そう思ってたけど。
次あかんようなったらたぶん、今の仕事はおろか将来もないかもしれない。


毎日落ち着かない。薬の増減はなく、とにかく休養で様子を見る。
復職のOKを出した主治医にとっては、安定してるはずの患者なのだから増薬のしようがない。
長い間お世話になって信頼してきた主治医だけに、申し訳ない気持ちでいっぱいである。
そして休職後のほうが不安定になってきた。

はたして私に症状の自覚がないのか、それとも周囲が作り出した病なのか。
最後は自分で決めたけど、もう考えるのに疲れたから。
体調を気にしながら仕事に行き、難しいお客さんにもニコニコ接し、家事も中途半端なりにやって。
正社員への道は遠くても正社員並みに働けば希望はある!なんて、前向きにやってくのも疲れた。
ただただゆっくり寝たいだけなのに、眠れば夢の中で何かに追いかけられる。

「お休みなんてラクでいいね」と思う方もいらっしゃるかもしれないけど、
収入は減るわ気持ちは焦るわで、見た目ほどラクではないのである。
そして私のような双極性障害患者は、動きすぎたり生活リズムが狂うとすぐに体調が崩れるので
なるべく外出も控え余計な買い物も控え(躁対策)、ただ家でじっとするしかない。


でも、何かから「這い出る」ような予感がするんやなぁ。

自分のこれまでの生き方を見直す時期に来てるのは間違いない。
それは簡単に答えの出ないもので、まだしばらく悩むことになると思う。
そしてそれは案外簡単なところにヒントが転がってるのかもしれない。
DVC00001.JPG





















劇団パロディフライの
「時の旅人・寅」を観にいった。
前回
は本公演で、今回は番外編。短編のオムニバスである。

何でも(たぶん)10年前、このシリーズをやり始めた時に
座長の妹尾和夫さんが「こうなったら十二支全部(=12年)やる!」とおっしゃったらしく
ご本人もまさかここまで続くとは思っておられなかったのだろう。


今回は「寅(=虎)」をテーマにした3本の短編。
1本目は「城山来たる!!」。経営危機の動物園に現れた、とある救世主のお話。
ノリはほとんど吉本新喜劇で、関西人好みの展開が盛りだくさんでした。
パロフラのマドンナ・安井牧子さんの初脚本・初演出で、ムリしてない感じが逆によかった。

へ?どこに虎が出てくるのん?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
それはもう、カンのよい方ならタイトルだけでおわかりですかね(笑)


2本目は「トラのパンツ」。あの世にやってきた死者たちは無事に「三途の川」を渡れるのか?!
死後の世界についてはみんな色々想像をめぐらせるところやけど、設定がもう現代風で
これなら閻魔様の前でも少しはリラックスできるかな?と思わせる。

現世で好きな人への未練を残してきた女は、トラのパンツをはいて三途の川を逆戻りするけど
戻ってきた後の生活や、残された死者たちの今後など、想像力を残した作りがなかなかニクい。


3作目は「牛丼と虎の巻」。父親の死後、牛丼屋の売上げを挽回するために娘が打ち出した策は・・・。
激しいライバル商戦や秘伝レシピの「虎の巻」を狙う人々が絡み合い、商売の厳しさを見せ付けられる。

・・・・・はずなんやけど、中盤は岩崎なおあきくんと松井桂三さんのカラミが面白すぎ!
ほとんど即興漫才のようで笑いが止まらなかった。あれはサービスの一環ということでいいのか?(^^;

まあお芝居の最後はちゃんとハッピーエンドになったのでいいのですが。(いいのか?)


パロフラは中堅の劇団で、これから規模拡大したいとか全国でやりたいとかはよくわからへんけど
少なくともスポンサーや世間のトレンドにおもねることはしたくないんやと思う。
感動の!とか衝撃の!とか泣ける!とか、そういうのほどアテにならない言葉はない。
個人差の感性をひとつのものさしでピシっとはかって形にはめるのがどれだけアホらしいか、
実力のある芸術家や作家はよくわかっているはずだ。妹尾さんもそのお1人やと思う。
ただ、世間ではお金やいろんな思惑があるから、それだけでやってくには苦しいだけで・・・・。

パロフラは劇団員ひとりひとりの実力も高いし、何よりも「地に足のついた」劇団だと思う。
自己満足とお客さんの感動と、ちょうどいい落としどころを知っていて
ファンとパロフラの馴れ合いではなく、みんな素直に笑って泣いて、ほっこりして帰っていく。
そんな劇団は今日びなかなかない。ぜひ息の長い活躍を続けていただきたい。

わたしゃ、普通に生きていたいだけなんですけど。


なぜ、自分と違う人は理解しないで排除しようとするのでしょ。

なぜ、生きていくのが難しいのに、さらに突き落とすようなことをするんでしょ。



会社に行けば「利益をもたらさない奴は働くな」と咎められ、
テレビをつけたら「精神病患者は犯罪者」と、見てきたような顔で言われる。
外の世界は残酷で、みんな遠巻きに見ているだけ。
透明の薄い膜の中で、自分を守るしかない。


彼らにはわからない。
精神疾患になったことのない人たちは、自分には無関係とほっとしてるかもしれないが
こんな世界だといつ、牙剥かれるかわかんねーぞ。
その時にわかっても、もう遅いこともあるんだぞ。
そんなことになっても知らない。



ところで私は、


誰と比べて「ロクデナシ」なんやろ??


作者近影
HN:
よしは
性別:
女性
趣味:
阪神・音楽
自己紹介:
ごくふつうに働き、ごくふつうに家事する、ごくふつうの主婦。
でも、ただひとつだけ違っていたのは・・・・
奥様は「双極性障害(躁うつ病)2型」だったのです。
( ̄▽ ̄;)はははっ
少しずつあせらず、が目標。
「がんばる」のはもう終わり。

<今飲んでるのは・・・>
・リーマス(気分安定薬)
・デパケンR(同上)
・デプロメール(抗うつ薬)
・チラーヂンS(甲状腺の薬)
・ソラナックス(抗不安薬)
・マイスリー(睡眠導入剤)
★治療や薬については必ず
専門家に相談してくださいね★
おしらせ
★コメントは承認制です。ゴメンナサイ。でもコメントしてくれると、とってもヨロコビますぅ( ̄▽ ̄)

★荒らしは無視。ようわからんコメントは削除です<(_ _)>
最新コメント
[07/13 よしは]
[07/12 さおり]
[06/21 シナガワ]
ごひいきblog
いわゆるつぶやき
ブログ内検索
前のページ   次のページ

material:web*citron  template:ゆずろぐ

忍者ブログ [PR]