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ふつうのそううつ、または虎とバラの日々。なにわ女のばたばたいそがしライフ。
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こないだ、兄を通じて連絡があった。
震災ボランティアの頃、とてもお世話になった某ご婦人。

1ヶ月の現地通いの間、拠点となったセンターの他に
この自宅が第二の家って感じだった。
遠方からやってきたボランティアの若者たちのために
自宅を開放し、休憩したりごはんを食べさせてもらったり
泊まったりもした。神戸のお母さんである。
地元の子や関東から来た大学生とともに
お母さんの作った夕飯をしみじみ味わってたのを思い出す。
ご自分の主義主張を人に押し付けることもなく、
そういうものを超えた包容力・軽やかさだった。

実はこの方の元に、某放送局から連絡があり
15年前のことをインタビューさせてほしい、という依頼があったという。
ボランティアにも話を聞きたいということで
連絡先のわかる人をあたった結果、うちの兄妹がヒットした。
それ以来、そのご婦人からの連絡はないんやけど・・・・・。
まあどっちにしても、その取材は受けられへんやろな、と思った。


私は正直、神戸・淡路の震災についてはどこかで「他人事」と思っている。
何にもしないし関係ないし、というのとはちょっと違って、
「私ごときがエラそうに、あの時のことを語るのは申し訳ない」
という気持ちに、ずっとずっと支配されている。
たった1ヶ月で、社会や福祉についてわかったような気になるのが怖い。
ボランティアしたら偉くなって、別の自分になれるかもしれないという幻想。
そういうのに憑依されるのが嫌で、意識的に距離を置きたい部分もある。
ボランティアや福祉は、自己啓発のお手軽ツールじゃねーべ。


あの時のことを、忘れたことはない。
でも、被災者の方とは別の意味で、忘れてしまいたい、とも思う。
私が思い出すには重すぎるのかもしれない。
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役立たずは私でした
ちゃうな。。。

ちゃんと関わった人ほど、語らないもんなんとちゃうかな?
エエとこも悪いとこもみてるし、かかわってる
手助けできたことも、できなかったことも胸にある


1度か2度、イカ焼きを振る舞いに行った知人が
語るんよね~、
けど、なんにもせんかった人よりは
価値あるから、
喋らせといてあげるんやけどね


で、私はというと
友人・知人の間を飛び回ってはいたけど
ボランティアっていうのは
まったくしていなくって
震災やその後のことについては
やっぱ、他人事になってしまう
あんだけ仕事の合間に3日と空けずに行ってたけど
ほんま世間の役には立たん存在やった。。。
Cat'''s oh! URL 2010/01/18(Mon)12:46:10 編集
>Cat's oh!さん
関わり具合でエライ・そうやないというのを
決めるのも、本来は愚なんでしょうけどね(^^;
どんな人も、あの時の事を忘れずにいる気持ちが
尊いのかもしれません。

ボランティアはほんまええ経験になりました。
理想だけでやっていけないことも、
動かしてるのは結局生身の人間なんやってことも、
のちの社会生活で役に立った気がします。
ありがとうございました。
よしは URL 2010/01/18(Mon)13:22:19 編集
作者近影
HN:
よしは
性別:
女性
趣味:
阪神・音楽
自己紹介:
ごくふつうに働き、ごくふつうに家事する、ごくふつうの主婦。
でも、ただひとつだけ違っていたのは・・・・
奥様は「双極性障害(躁うつ病)2型」だったのです。
( ̄▽ ̄;)はははっ
少しずつあせらず、が目標。
「がんばる」のはもう終わり。

<今飲んでるのは・・・>
・リーマス(気分安定薬)
・デパケンR(同上)
・デプロメール(抗うつ薬)
・チラーヂンS(甲状腺の薬)
・ソラナックス(抗不安薬)
・マイスリー(睡眠導入剤)
★治療や薬については必ず
専門家に相談してくださいね★
おしらせ
★コメントは承認制です。ゴメンナサイ。でもコメントしてくれると、とってもヨロコビますぅ( ̄▽ ̄)

★荒らしは無視。ようわからんコメントは削除です<(_ _)>
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